
住環境の変化で姿を消しつつあった「蚊帳(かや)」を見直す動きが出ているそうです。殺虫剤を使わずに済むうえに、細かな網目がエアコンや扇風機の風を適度に和らげてくれます。
形も多様化し、部屋のインテリアとして購入する人も多いとか。
たまには“蚊帳の中”で休むのもいいかもしれないですね。
日本の夏の風物詩として活躍した蚊帳だが、密閉性の高いサッシやエアコンが普及したこともあり、昭和40年ごろを境に減少の一途をたどりました。
そんな流れに変化の兆しがあるといいます。
10年前にインターネット上で蚊帳の販売を始めた業者では、当初は数十張り程度だった年間販売数も昨年は2000張りを超えたといいます。
余分な水分を吸収・発散して湿度を調整してくれる麻を編んで作った蚊帳や、ムカデを防ぐために床の部分にシートを付けた6面体のものが好評だそうです。
アトピー性皮膚炎やぜんそくの子供がいるので殺虫剤は使いたくないという親や、クーラーや扇風機の冷風が直接当たるのを避けたい、といった人も多いらしいです。
購入者アンケートでは「中に入ると癒やされる」「インテリアの一部として使っている」という声も寄せられたといいます。
蚊帳は防虫という本来の役割だけでなく、季節を問わず安心・安眠をサポートする生活道具として注目されているそうです。